2014年3月21日、UX Kanazawa Vol.6 を開催し、約 40 名の方にご参加いただきました。
石川県内のIT関連で活躍している団体の力を集結した、多彩な講演やワークショップ、出会いと交流の場となるお祭りイベント「いしかわITフェスティバル」内での開催でした。
今回のテーマは「醤油をテーマにエスノグラフィーを学ぶ」。情報デザイン研究室 浅野 智先生をお招きし、消費者の行動を定性的に理解するための調査手法「エスノグラフィー」を、身近な「醤油」を題材に学びました。みっちり2時間ずつの講義とワークショップという長丁場ながら、参加者の皆さんは疲れもみせず活発に議論を深めていました。
ユーザーが意識していない課題を、定性調査によって発見すること。そしてその目に見えない価値(サービス)を、手に触れられる商品として提供するために「デザイン思考」が大切なのだという学びは、具体例も多く、参加の皆さんにも新たな発見となったのではないでしょうか。
実際のインタビューのワークショップでは、仮説を立てず素直な問いを立てることに苦戦しながらもそれぞれのチームが結束して、エスノグラフィ手法の体験を楽しんでいる様子でした。
ご参加の皆さま、講師の浅野先生、本当にありがとうございました。
写真で振り返る UX Kanazawa Vol.6
- 講義に先立って、大野醤油醸造協業組合で進行中のプロジェクトの紹介がありました。
- まずはじっくり2時間の座学でUXとエスノグラフィ、ビジネスへの活用について学びます。
- チームに分かれて、インタビュー。どんどん付箋にキーワードが書かれていきます。
- 調査から浮かびあがった新しい価値、課題を解決するための提案を真剣に議論。
- 各チームごとの発表。問題シナリオを4コマ漫画で表現。
- 浅野先生からは、時に厳しい講評も。時間のない中、全てのチームがワークをやりきりました。
その他の写真は下記のページにまとめました。